社労士試験で不合格になった3つの理由と、次こそ合格するための勉強戦略

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令和6年度社会保険労務士試験の合格発表がありましたね。

今回私は4度目の挑戦だったのですが、選択式の1科目だけ基準点に届かず、不合格となってしまいました。

合格体験記はいろいろなところで見ますが、不合格の経験を書いている記事はあまり見かけないので、不合格体験記として振り返りを書くことにしました。

すぐに勉強を開始?ちょっと待って。試験後の振り返りで今後の戦略を立てよう

この記事を読んでくださっている方は、同じように不合格を経験されている方だと思います。もしくは、他者の失敗から学ぼうとしている素晴らしい方かも。

今までの私は、「勉強時間が足りなかった。だから早く勉強を再開しよう!」と思ってしまっていました。でも、それが大きな間違いでした。

社労士試験は範囲が膨大なので、たぶんどれだけ勉強しても「やりきった」「対策は十分だ」と思うことはないです。

だからこそ、勉強方法の振り返りと今後の戦略立案はとても重要です。

自分ができなかったことに向き合うのは正直ツラいです。

でも自分の弱かったところを客観的に見つめ、同じことを繰り返さないことが大事だと身に沁みて思います。

同じように頑張る長期受験者の方の参考になれば幸いです。

ちなみに「スタディング」の早苗先生の試験講評ライブで、自分に足りなかった部分の分析・振り返りについてお話されていました。

気になる方は50:17〜 ぜひ見てみてくださいね!

社労士試験で不合格になった3つの理由

それではここから私の勉強方法の反省点について振り返っていきます。

インプットに偏りすぎた

受験歴があるので基礎的な知識はすでに持っているにもかかわらず、勉強時間のうち「講義を聞く時間」に多くを割いてしまっていました。

これには二つ理由があって、

  • 予備校の講義動画は無駄にしたくないと思ってしまったため
  • 仕事や育児でなかなか机に向かって勉強する時間が取れなかったため

総じて、「講義を聞くことで勉強したつもりになってしまっていた」ことが大きな敗因だったと思います。

講義は分かりやすいし試験によく出るポイントや覚え方も先生が解説してくれます。ただ、もちろん記憶の定着にはアウトプットが必要不可欠。

実際の試験で「ここ講義で言っていた論点だ」と思い出すことができても、確実に正誤判断できるまで定着ができていませんでした。

過去問の繰り返し回数が足りなかった

受講していた通信講座の講義や答練を消化するのに手一杯で、過去問題集をやる回数が全然足りなかったです。

答練講義をこなしていくと各科目一通り学習できるので、それでやったつもりになってしまっていました。

超重要な論点はトータル3回通りくらいは過去問学習できていたと思いますが、たまに出題されるものやあまり出題されない箇所はほとんどできていませんでした。

直前にテキスト読みをしていて「何ここ、知らないんだけど…」というのが出てきて焦ってしまい、勉強が手につかなくなることもありました。

直前期にやるべきことの絞り込みができていなかった

社労士試験は出題範囲が幅広く、一通り勉強するだけでもかなり時間がかかります。

知識を定着させるために大事なことは②でも書いた何回も繰り返すことと、もう一つは直前の1ヶ月に何を確認していくかということ。

膨大な範囲の学習を進める中で、過去出題回数が多く自分が苦手なもの・短期記憶に頼るものをピックアップしていく必要があります。

直前対策の講座を受講していたのですが、その内容の消化に時間をかけてしまい「本当に自分が苦手としている論点」に時間を割くことができていませんでした。

合格を掴むために、どうやって勉強する?

さて、反省点を踏まえて来年度の試験に向けてどのように勉強をしていくか、戦略を立てました。

今回の試験後、勉強方法の振り返りをするために色々調べていて、クレアールの北村先生が執筆されている「非常識合格法」を読みました。

この本を今まで読んでこなかったことが本当に大反省です…。

ここから書く私の戦略は、この本をもとにしたものですが、ご自身の勉強の進み具合によって反映の仕方は変わってくるかと思います。

気になる方はぜひ実際に本を手にとってみてくださいね!

過去問ファースト

本試験までに、各科目最低3回ずつ過去問題集をやります。

  • 10月〜1月(1回目):各科目過去問題集を解き、解いた結果と出題回数をテキストに反映して、テキストに各論点で覚えるべきことの個数を整理していきます。
    テキスト反映は少し時間がかかる作業のため、4ヶ月時間を取ります。ここは焦らず着実に。
  • 2〜4月(2回目):回転率重視でひたすら解く。間違えた箇所・あやふやな知識の箇所をテキストに反映していきます。
  • 5〜7月(3回目):8月に最終チェックすべき論点の確認をメインに、直前期対策用のメモを作成していきます。

選択式対策をする

選択式で点を落としたらどうしよう…という不安が尽きなかったので、正確に文言が埋められるように「過去問→テキストを読む」ようにします。

直前のテキスト読みは気がそぞろになり集中できなかったので、選択式の問題集を使用するのが良いかと考えています。

スキマ時間の活用法を決める

スキマ時間の勉強は講義動画ではなく、アプリで過去問の一問一答を優先します。

料理中や送迎で歩いている途中は耳で勉強OKにしますが、基本はアウトプット重視で。

歯磨きの時間、寝かしつけの時間、職場でお昼を食べた後…など、一日のスキマ時間を集めて問題演習を少しでも進めるようにします。

来年度こそ受験生は卒業したい!

ここまで読んでくださってありがとうございました。

実は私、社労士の勉強は嫌いじゃないのです。むしろ楽しいくらい。

でも「合格するための勉強」が出来ていなかったんだと振り返ってみて改めて気づきました。

一生懸命勉強した結果の不合格通知は本当につらいですが、今度こそ合格を掴みます!!

一緒に頑張る受験生の方の参考になれば嬉しいです。

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